大好きだから、いじめたい。ドS・鬼畜さまの愛を見よ

大好きだから、いじめたい。ドS・鬼畜さまの愛を見よ

困らせたい、泣かせたい!ドS・鬼畜とは?

好きな人ほど泣かせたい、困った顔の君が好き。そんなちょっと変わった愛情表現をするのがドS・鬼畜と呼ばれるキャラクターたち。
周りから見ればただのいじめだけど、ドS・鬼畜にとっては最高の愛情表現。手当たり次第いじめて楽しむわけじゃない、好きになった君にだけ特別、なのです。

ドS・鬼畜な人々の魅力

手練手管を駆使して好きな子を困らせ、泣かせるドSさま。時にはバイオレンスな手段に走ったりもしますが、彼らの動機はただ1つ「君のことが好きだから!」。その性癖ゆえに、常人とはちょっと違った愛情表現しかできないのです。いじめられる側はたまったものじゃありませんが、ドSさまはいじめられる側の反応が大好きなのです。困った顔で「もぉやめろよぉ……」なんて言われたら、かわいすぎて、さらにエスカレートしちゃうかも。ドSさまのイジワルの原因は相手の反応が良すぎることにあるんですね。

ドS・鬼畜の魅力はその愛の深さ。「コイツをいじめていいのは俺だけだよ」と言い切り、余人の介入を許さないほどの愛情と独占欲。ドS・鬼畜がもっともかっこよく輝く瞬間です。「そんなに好きなら普通に愛してくれ!」といういじめられる側の叫びが聞こえてきそうですが……
愛情深いからこそ、ドS・鬼畜が気まぐれに囁く愛の言葉は極上に甘々で、聞く者を骨抜きにするのです。アメとムチの使い分けがうまいからこそ、意中の相手をメロメロにできるのですね。

恐ろしくもカッコイイドS・鬼畜の人気作品紹介!

「いじめてあげる。」 篁アンナ・うろ子/共著 (無料立ち読みあり)

いじめてあげる。中学時代イジメを受けていた南は大人になり、母校の中学校で教師になった。教師として働く南のもとに新任教師としてやってきたのは、中学時代にきまずい別れ方をした甲斐君。彼は、「親友を忘れるはずないだろ」と微笑んでくれた。しかし甲斐君がやってきたのを境に、南は中学時代を思い出すような陰湿なイジメを再び受けることに。誰がこんなことを!?

恐ろしいドSさまです。いたいけで子犬のような南をジリジリといたぶっていくことにかけては、右に出る者がいない甲斐君。自身の本心を隠したまま、サディスティックな笑顔で南くんを心身ともにいじめる様子はまさに絶対君主です。しかし、甲斐くんの執拗なイジメはどうやら南への愛情表現なのですね。南くんの不安そうな顔や泣き顔がまた嗜虐心をそそるので、甲斐君はもっともっといじめたくなっちゃうのです。最初こそ抵抗していた南が、少しずつ甲斐くんに従順になっていく様子もたまりません。

「ひよっこ王子様」 奥山ぷく/著 (無料立ち読みあり)

ひよっこ王子様高校2年生の那美は、自他ともに認める美少年。お付き合いを申し込む声が連日絶えないが、好みの相手が見つからない。憧れと嫉妬の視線を浴び続ける那美の友だちは、ナルシストな性格をよく知っている学と沙希だけ。那美はある日落としたノートを、ヤンキー・健介にわざとらしく破られてしまう。それ以来、那美は謙介のイジワルに翻弄され続け……。

ナルシスト美少年といえば攻めに回りそうな属性ですが、この作品ではイジワルなヤンキーの謙介が攻めになっています。いじめられているはずの那美は、なぜか恍惚の表情……!? 謙介のイジワルも小学生レベルですが、それを上回る那美の脳天気さとナルシストな性格が強い。ドSに対抗できるほどの強靭な精神を持っている那美、かわいいだけじゃなくしたたかです。那美の脳天気さ、したたかさの理由も描写されていて、ほのぼのした作風の中に、あえてシリアスを落とし込んだ読み応えのある作品です。

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