放っておけない、愛したい。フェロモンを振りまくダメ男

放っておけない、愛したい。フェロモンを振りまくダメ男

ダメ男、その生態とは?

いつ訪ねても散らかりっぱなしの部屋、台所にはカップラーメンの容器が積まれ、テキトーに生活しているとしか思えない! そんなダメ男たちは、なぜか「放っとけない」フェロモンを醸し出し、今日も誰かにお世話されています。
仕事だけはバッチリできる「プライベートダメ男」や、ちゃんと生きているのか心配になるダメ男など、BL界にもさまざまなダメ男が生息していています。

ダメな奴なのに、なんだか放っておけない……ダメ男の魅力

ダメ男の周りには、面倒見のいい人や腐れ縁、幼なじみなどの「ダメ男お世話係」がいるもの。ダメ男のあまりのダメっぷりに、怒ったり、諦めたり、文句を言いながらも離れられずに世話を焼いてしまうのです。
ダメダメなのに、いつの間にか好きになってしまうのがダメ男の不思議な魅力。たまに見せる「男気」や「強引さ」が、ダメ男の魅力の最大のポイントです。

「俺がこんな風になるのはお前の前でだけ」なんて言ったり、強引に引き寄せて愛の言葉を囁いたりと、お世話係のハートを射止める腕前だけは一流のダメ男。普段ダメダメなくせに、こういったときだけはきちんとキメてくるなんて、うーん、ずるい。甲斐甲斐しくお世話してしまうのもわかります。
キメるところは外さないダメ男と、文句を言いながらもお世話してしまうお世話係の、夫婦のような関係が、ダメ男BLの魅力の1つです。

時にカッコイイダメ男が楽しめる、人気作品紹介

「よそはよそ、ウチはウチ」 北上れん/著 (無料立ち読みあり)

よそはよそ、ウチはウチ大学生のフミには、両親の再婚でできた義理の叔父がいる。長塚昂之35才。仕事もできて、職場ではモテるであろう義理の叔父には、致命的なまでに生活能力がなかった! おまけに性格もやや難ありの叔父さんの家で、フミは文句を言いつつも家事をすることになって……。

仕事はできるが生活能力は皆無、俺さまな義理の叔父の元に律儀に通う大学生のフミ。なんだかんだ文句を言いながらご飯を作ったりボタンをつけたり、再婚した両親よりも新婚っぽく見えます
献立や洗濯物のことで毎日ケンカする昂之とフミですが、そのケンカはまるでじゃれあっているかイチャイチャしているようにしか見えない! 話数を重ねるごとに昂之が少しずつフミを気遣うようになっていて、ますます新婚さんめいてきます。

「ダメなくらいが丁度いい」 文月あつよ/著 (無料立ち読みあり)

ダメなくらいが丁度いい不真面目、不衛生、おまけに不健全。究極のダメを体現したような男に、どうやら惚れてしまったらしい……!? 男やもめのエロ漫画家・青柳と、小学校教師・小田切は保護者と先生の関係。小学生の息子に世話を焼かれる青柳は、生活能力ゼロ。描いた漫画は売れているようだけど、いつも〆切はギリギリ。おまけに修羅場明けには、小田切を強引に押し倒す! とっくに愛想を尽かしてもおかしくないのに、時折見せるカッコイイ一面に小田切はいつも翻弄されっぱなしで……。

委員長気質でちょっと考え過ぎの小田切と、脳天気でどーんと構えた青柳のデコボコカップリングです。2人の恋は一進一退ですが、足りないところを補い合ういいコンビでもあります。ちょっとしたことで思い悩む小田切を青柳が受け止め、いい加減な青柳の考え方を小田切がびしっと正す。そうして生活するうちに、大人びていた青柳の息子にも、年相応の無邪気さが見えてくるのです。息子の陸翔のその後を描いた短編も収録されており、読み応え抜群です。

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