ツンデレだってかっこいい。萌えの変化球、攻めツンデレ

ツンデレだってかっこいい。萌えの変化球、攻めツンデレ

ひと味違うツンデレ、それが攻めツンデレ

攻めツンデレとは読んで字のごとく、ツンデレな攻めのことです。
攻めツンデレは主従関係やケンカップルなど、受けとの関係が少しずつ発展していくシチュエーションでこそ輝きます。

ワガママなご主人様を受け入れ、忠誠を誓う従僕。ひと目見たときからお互いのことが気に入らない、なのに妙に気になるライバル。素直になれない2人の関係をなんとか進めようと頑張る姿も攻めツンデレの萌えポイントです。

ツンデレのギャップと、強引さが攻めツンデレの魅力

「べっ、別にお前のためとかじゃないからな!」とツンツンするくせに、たまーに甘えてデレるのがツンデレの可愛いところ。その可愛らしさからツンデレは受けにされやすいのですが……。しかしあえて、ツンデレを攻めにしてみるとどうなるのか? 非常に萌えます。

みんなの前ではツンツンとそっけないのに、ふたりきりになると「あんまり他の男と仲良くするんじゃねーよ」と独占欲を発揮。さらにその場で強引にキスを迫ったりと、攻めツンデレは終始ワガママです。しかし心中では、嫌われたくない気持ちと素直になれない自分がせめぎあい、葛藤してしまう。

本当は大好きなのに素直になれずに思い悩む攻めツンデレは切なくて、陰ながら応援したくなってしまいます。攻めツンデレの味方になってしまうと、受けに対して「もっと! 察してあげて!」ともどかしく思うのが玉に瑕です。 (段落) 攻めツンデレの強みは、思いが爆発して覚醒したとき。ツンとデレを両方持ち合わせた攻ツンデレは、自分の気持ちの勢いに任せて受を押し倒すことだってあります。「うるせーバカ! いいからじっとしてろ!」と言いながら、受けを優しくエスコート。攻めツンデレは、ちょっと強引な王子様にもなれるのです。

この作品で攻ツンデレを楽しめる

「知らない顔」 日高ショーコ/著 (無料立ち読みあり)

知らない顔幼いころから春山の後ろにくっついていた田辺は、高校生になった今、卓球部の期待を背負うエース。遠くから眺める田辺は、春山の知らない顔をしていた……。そのことに苛立ちを覚えた春山は、気持ちとは裏腹に田辺にきつく当たってしまう。

この作品では、攻めも受けもツンデレです。お互いのことが大好きなのに、ぶっきらぼうな春山も、気弱で健気な田辺も、大好きな気持ちをどう伝えたらいいのかがわからない。じりじりとした、焦げ付くような恋が描かれます。互いにすれ違うことを恐れて気持ちを封印し、よそよそしく振る舞う2人にもどかしさと切なさが溢れて、ついでに目から涙も……。田辺と春山、2人が学生時代から社会人になるまでの切ない恋愛を描いた作品です。

「恋式階級」 神埼貴至/著 (無料立ち読みあり)

恋式階級自衛官である大濠の部隊に着任した年下の上官・赤坂。大濠は赤坂に好感を抱き、進んでサポートを行うが、ある時、赤坂が口にしたひと言で大濠は激高。プライドを傷つけられた大濠は、赤坂を強引に自分のものにしてしまう。全てが終わったあと、我に返った大濠はクビを覚悟したが、おとがめなし。なぜ赤坂は沈黙したままなのか?

その後も、大濠は無茶な理由をつけて赤坂を乱暴に扱うが、赤坂は理不尽な扱いにも従順に従い続ける。赤坂の考えがわからず、ますます苛立つ大濠は……。

自衛隊が舞台の、男のプライドが鍵となる作品です。自衛隊の専門用語や階級なども出てきますが、わからなくても読める面白さ。ミステリアスな赤坂は時折大濠を挑発するような発言をし、それが大濠のツンに拍車をかけています。「もしや大濠にいじめてほしくてわざと挑発しているのでは?」と邪推したくなるほど、色気が溢れてます赤坂さん! 大濠がムラっとしちゃうのも無理はありません。 ツンデレ部下×ミステリアス上司の下克上ものとしても楽しめるので、読むたびに違った萌えを味わえます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加